「ぺんぺんぐさ」は青葉台近隣の自然ゆたかな公園や里山を拠点に、週2~5日、1歳半から就学前の20人前後の子どもたちが、ゆったりたっぷり泥んこになって遊ぶ「青空保育」です。保育士5人を中心とした「預かり保育」に、お母さんも少しずつ交代で加わる安心感の中、四季折々を体と心いっぱい感じることで、子ども自らの力で育ちゆく「力」を発揮し、それぞれの個性を輝かせて、やさしくたくましく育ち合っています。

2016年9月6日火曜日

ザリガニへの葛藤

夏休み明けの水曜日
大きい子たちはバスに乗って川遊びへ

大きいリュックを背負って
子ども同士で手を繋いで歩きます


帰りはビショビショのおもーくなった
洋服が入ったリュックなので
かなり重いはず…

でも弱音を吐く子どもはいません

成長したなぁ


4歳ってそれが普通だっけ?


この日はミエコが見つけたザリガニを
皮切りに次々にザリガニをつかまえる子どもたち

ザリガニって釣るイメージだったけど
手掴みで捕まえられるんですね

頼りになる保育士よっしーと
ザリガニを捕っていたカノジョ

捕ったーー!と嬉しそうに見せてくれました
でも捕れたザリガニが大きすぎて
怖くて掴めないからザリガニのおうちに提供

捕ったザリガニは子どもたちが作ったおうちへ
でも石を登って逃亡しちゃう

そんな時にミエコが
「ザリガニは隠れるのが好きだよね」と
言ったら何やら子どもたちで作戦会議…


葉っぱを屋根にして屋根付きのおうちが完成〜
子どもたちで考えて作ったのです


ミエコが「これはまさに体験に基づく 
生きた学びだわ~~」と感動してしました^^

 

ザリガニが一旦落ち着いたら
暑いので川へジャーンプ♪


はじめは恐る恐るだった年少たちも
何度も飛び込んで楽しくて笑っちゃう


いっぱい遊んだあとは着替えてお昼〜
「脱げないお友達がいたら手伝ってあげてね」
の、掛け声でサササっと助けてあげるダイチャン


入ったばかりの頃は
可愛くて、楽しくて、喧嘩して…
いろんな理由で手が出てしまっていたダイチャン

ぺんぺんのみんなで助け合って
ダイチャンの育ちを見守ってきました

つい…手が出やすい子
大人しい子
いろんな子どもがいる中で
育ち合ってる子どもたち


手が出てしまう子どもや親が悪いわけじゃない


誰も悪くない


ダメな事はちゃんと伝えて
それでも手が出てしまう時は
みんなで考えよう


みんなで見守っていこう


そんなぺんぺんがすき
親も子どもも救われるね


今のダイチャンはとても落ち着いて
もう手が出ることはほとんどない

友達を助けたり一緒に笑ったり
時には弟のケンカを止めたりして…笑





そんなダイチャンは生き物が大好き

前にやーくん(年中)が捕ったカブトムシ
ダイチャンも欲しくて欲しくて
悔しくて泣いたあの日

前回の川遊びでもザリガニは捕れなかった


そんな悔しい気持ちをバネにして
好きそうな川へジャンプも参加せず
ずーーーっとずーーーっと
ザリガニを探し続けたダイチャン



やっと、やっと
捕まえた(3匹も!!!)ザリガニを
自慢し合うダイチャンとケイチャン


カレたちの心は達成感で
満ち溢れてたんだろうなぁ



ザリガニに夢中なのは男の子だけじゃない
ユウカも小さいザリガニを捕ろうと奮闘中


「自分で捕れたら持って帰れるよ」


すごーく怖い……でも欲しい
そんな心の葛藤が垣間見れて
途中で諦めた所で
ナオトが捕ろうとしたのを見たら
悔しくて泣いてしまいました


私が軽い気持ちで
「ナオト捕ってみたら?」「やだーこわいよー」って、会話をしただけなんですが…
邪魔してしまったと反省…



無事にザリガニも捕れて
お土産袋に入れたザリガニは 
最後まで片時も離しませんでした^^


これはよっしーにかけちゃうぞーと
いたずらする前の顔!

ユウカは思いっきり笑うの事が少ないんですが
(内に秘めるタイプ^^)
この日は満足したのかよく笑ってました


その笑顔を見られることが幸せ


たくさん遊んだらコテッと寝てしまった2人
間に挟まれてたカレは起こさないように
ぴくりとも動かないなんて優しいなぁ


いい男になるぞ!


明日も水曜活動日^^


下の子がぺんぺんに入った関係で
水曜日当番が多い私…



大きい子のブログが多いですが
秋には小さい子たちの様子も
お伝えしていきたいと思います〜




(まきより)